あの人気ハンバーグ店も値上げ 家計直撃の事態に食品スーパーの取り組みとは 静岡市
きょうから値上げ
久須美舞記者:「食品メーカーの価格改定を受け、こちらのスーパーでは一部商品の値上げに踏み切りました。例えばこちらのマヨネーズ、きょうから通常価格の30円UPとなる値段で販売されています」
きょうから値上げの対象となったのは、マヨネーズやしょうゆ、食用油などの調味料。そしてハム・ソーセージ、缶詰などの食料品です。背景には国際的な原材料価格や物流費の高騰があります。
マヨネーズはキユーピーでは2~10パーセント、味の素では3~9パーセントの値上げ。伊藤ハムはハム・ソーセージなどの調理加工食品を4~12パーセント値上げ。マルハニチロはサバやサンマの缶詰を3~15パーセント値上げしました。
調味料の値上げは家計を直撃
静岡市内のスーパーでも、きょうから一部の商品を1割程度値上げしました。
ヒバリヤ 営業企画課
山岸達也課長:「値上げに関しては去年末ぐらいからずっとあって、またさらに来月再来月とかも値上げがあるので、全部が全部その都度値上げするというわけではなくて、在庫の状況やお客様がよく使われるものだとかは慎重に売価を設定させて頂いている」
それでも食卓に欠かせない調味料などの値上げは家計に大きく影響しそうです。
利用客(70代主婦):「調味料は必要不可欠だし、味噌とかしょうゆとかはほとんど毎日使うから、そういうのが上がるとやっぱり痛いなという感じがします」
利用客(主婦):「困るったら困りますが仕方ないですよね。余計なものを買わないとか今までちょっと買っていた
ものをやめようかな」
利用客(70代主婦):「数か月単位ですよね。余分に買うとしても。だからちょっと値上がり前に2~3本用意しておくということはしています」
スーパーの工夫とは
こうした中、こちらのスーパーでは大量発注によって比較的安く販売できるプライベートブランドの商品価格を据え置きにするなど、消費者に寄り添う工夫をしています。
ヒバリヤ 営業企画課
山岸達也課長:「(PBの)その商品を今まで以上に露出して出そうというところで動いている。今後はもしかしたら
こういうものを下段にも持ってきて、今後は販売に生かしていこうかなというのも考えている」
「さわやか」も値上げ…
値上げはあのハンバーグ店にも…。
静岡県内で34店舗を展開する「炭焼きレストランさわやか」は、世界的な牛肉不足による原料価格の高騰などにより、ハンバーグの価格が最大50円値上げされました。
神奈川から来た客(30代):「(値上げは)知らなかったですね。30円ぐらいだったら、この味だったらいいかなっていう感じですね」
市内から来た学生:「静岡代表する企業だと思うんで、多少値上がりしてもみんな食べに行くと思うし、それで頑張ってもらえるんだったら全然いいなと思います」