静岡鉄道酒井会長が来春の静岡市長選で難波氏支持を明言　田辺市長には出馬断念するよう求める

●　静岡鉄道　酒井公夫会長:
「これからの市長として誰がふさわしいのかを皆さんに聞くと、経済界の多くの方が難波さんを支持するという発言をしている。私もそう思っている」

来年4月に予定されている静岡市長選をめぐっては、前の副知事で県の難波喬司理事が出馬の意向を固め、退職届を提出しました。

　静岡鉄道の酒井公夫会長は商工会の会見後に行われた記者懇談会で、次の市長選では難波理事を支援すると明言。

　また、自らが話を聞いた経済界の関係者の多くが「経済界を二分する選挙はしたくない」との見解を示しているとも話しました。

　これまでの選挙で支援し、今回も出馬する意向の田辺市長に対しては、「評価できることも多々ある」とした一方、14日直接会って出馬を断念するよう求めたということです。

●　静岡鉄道　酒井公夫会長:
「3期やったから。これから経済も非常に厳しい中で立ち向かっていくのに新しい風が必要だという声もあった。やはり副知事としての行政手腕を見ていた方も多い。いろいろな意見があって、結論で言うと難波さんを推薦した方がいいよねという声が多かった」

　関係者によりますと、来月初旬に開かれる難波理事の出馬会見に酒井会長も同席するとみられます。

　静岡市長選には自民党の山田誠県議も立候補する意向です。