使用期限が迫った生理用ナプキンを無料配布 全国初のIOT技術を使った提供実験を実施 浜松市


災害備蓄用のナプキンを有効活用しようと、浜松市は公共施設内に配布用のIOTディスペンサーを設置する、全国初の実証実験を始めました。

 実証実験では浜松市が2021年から災害備蓄品として購入を始めた生理用ナプキンのうち、使用期限が残り1年以内となったものを無料で配布します。

 市の調査で、外出先での急な生理への対応が課題に挙がっていて、市役所などの公共施設の女性用トイレに、専用のIOTディスペンサーが設置されます。

 浜松市によると、IOT技術を使った災害備蓄品の提供実験は、全国で初めてです。

 手をかざすだけで生理用ナプキンが1枚ずつ取り出せる仕組みで、衛生面への配慮や、大量持ち去り防止にも対応している他、ネットから在庫管理や利用状況の一元管理ができます。

 実証実験は来年の3月31日までで、市民へのアンケートも同時に実施されます。