原告側「新たな活断層見つかる」 中電「把握していない」 浜岡原発廃炉求める裁判で主張 静岡地裁

 市民や弁護士が中部電力に浜岡原発の廃炉などを求めている裁判で、原告側は、敷地の近くで新たな活断層が発見されたと主張しました。

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原告側「新たな活断層見つかる」 中電「把握していない」 浜岡原発廃炉求める裁判で主張 静岡地裁

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 この裁判は2011年から、一般市民や弁護士が浜岡原発は地震の震源域にあるため危険だとして、中部電力に廃炉などを求めているものです。

 静岡地裁で13日開かれた口頭弁論で、原告側は浜岡原発から北に500メートル離れた場所で、新たに活断層の地層が発見されたと主張しました。原告側によると、この地層は4月、地質学者による調査で見つかったもので、本来は水平に堆積するはずの石などが不規則に堆積していて、明らかに断層変位を受けていることがわかるということです。そして、その新たな活断層は原発の敷地内を南北に走る断層と連続している可能性もあると指摘しました。

 これに対し、中部電力は「提示された活断層の存在は把握していない。調査方法などを今後検討し、場所を把握するところから始める」と反論に向けてコメントしました。

 次回の口頭弁論は10月10日の予定です。