【リニア】静岡市長「水問題が大きく進んだ」 田代ダム案でJR東海と東京電力の協議まとまる
静岡市の難波喬司市長は、リニア新幹線の工事を巡る「田代ダム案」について、JR東海と東京電力の協議がまとまったことを受け、「問題解決に向かって大きく進んだ」と評価しました。
静岡市 難波喬司市長:「水問題と残土置き場の問題と、自然環境への問題と3つあるわけで、その1つが解決に向かって大きく進んだというのは、非常に良いことだと思う」
難波市長は、26日の定例会見で、リニア新幹線の工事を巡る「田代ダム案」の具体的な方法が示されたことについて、評価する姿勢を示しました。JR東海はこれまで、工事で県外に流出した水を大井川に戻す方法として、東電グループと田代ダムの取水抑制について協議をしてきましたが、25日、実現可能な案がまとまったと発表。冬場に十分な流量が確保できない場合は、大井川からの取水を止めて発電所を停止する方向だとして、大井川利水関係協議会の事務局を務める県に対し了解を求める要請書を送りました。
静岡市 難波喬司市長:「環境影響評価が適切に行われるようにしていくというのが、行政としてもその役目は担っていくことになると思うので、その方向で協力をしていきたいと思う」