「県民の理解得られない」と指摘され…受給した政務活動費15万7000円を返却 元静岡県議が落選後に北海道などを視察
4月の選挙で落選した静岡県の廣田直美元県議が、任期満了直前に政務活動費で県外視察をし、その後、全額返金していたことがわかりました。
ふじのくに県民クラブに任期満了の4月29日まで所属していた廣田直美元県議は、その直前の23日から26日にかけて北海道や埼玉県などを視察していました。関係者によりますと、廣田元県議は、交通費や宿泊費など15万7000円を政務活動費として受給したということです。
会派に対し、廣田元県議は「落選すると思っておらず、視察は以前から計画していた」と説明。県議から「任期満了間際の視察は県民の理解を得られないのでは」という指摘があり、10月30日に、全額返金したということです。
廣田元県議は、視察内容などを記載した「県外調査概要書」を議長に提出していて、議会事務局は「ルール上問題はない」としています。