川勝知事の政治姿勢を質す質疑が続く「ガバナンスは適切に機能しているのか?」静岡県議会

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静岡県議会は11日も一般質問が行われ、川勝知事のいわゆる「レガシー発言」を受け、知事の政治姿勢について質問がありました。

自民改革会議 伊藤謙一議員:
「(職員からの)かん言を聞き入れて、なおかつ知事としては心得(=知事心得5カ条)に 基づいた取り組みをして、それなのになぜ12月定例議会まで問題が起こっているのか」

 川勝知事は10月経済界との懇談会で、「三島市を拠点に東アジア文化都市の継承施設を置きたい」「詰めの段階に入っている」などと発言。

 しかし、県議会の審査で「詰めの段階」とは程遠い状況だったが分かり、12月定例会で、発言の「訂正」を求める全議員連名の決議を提出し、全会一致で可決されました。

 その後、構想を「白紙にする」と話した川勝知事に対し、11日自民の伊藤議員が、『いかなるときも公人である』など知事の掲げる「知事心得5カ条」について質しました。

自民改革会議 伊藤謙一議員:
「職責を担う知事として、このガバナンス自体適正に機能しているかというと、私はノーだと思うが、知事の認識はどうでしょうか」

川勝知事:
「かん言というのはもちろん、武士道の心得の1つ。その時には身分があったから、上の身分の方々に下の者が言うことは大変勇気がいること。誰もが自由に意見が言えるという雰囲気を作るという。それが私のガバナンスの…(質問に答えてないよ)」

議長:
「簡潔に答弁願います」

川勝知事:
「常に腹蔵なく職員が私と自由に会話ができる、そういう雰囲気がこの15年間に出来上がっているという、これがガバナンスの実態です」