「三島市に東アジア文化都市の継承施設を」知事のフライング発言めぐり「閉会中審査」静岡県議会
川勝知事が静岡県議会に示されていない施設整備の構想について、発言したことを受け、県議会は臨時で委員会を開きました。
文化観光委員会 杉山盛雄委員:
「県議会議員も誰の1人も知らない、部も知らない、 これが『詰めの段階に入っている』ということを発言をしたことが、大きな問題なんです」
12日、川勝知事は県商工会議所連合会との会談で、「三島市を拠点に東アジア文化都市の継承施設を置きたい」などと発言。
翌日の県議会で「アイデアに過ぎず何も決まっていないのが現状」などと説明しましたが、最大会派の自民改革会議からは、「内容が具体的」で「不穏当な発言」だとする声が上がりました。
これを受け開かれた文化観光委員会では。
遠藤行洋委員:
「単なる案ではなくて実際に実務ベースで進んでいることですよね?」
スポーツ・文化観光部 村松毅彦部長:
「部局としてはまだ検討出来る環境には至っていないと認識していた。土地につきましては、経営管理部の方で情報の収集をしていますが、正式に決まったものではないと聞いている」
委員からは他にも「東アジア文化都市のレガシーの継承が本当に必要なのか」と指摘する声も上がりました。
鈴木啓嗣委員長:
「スポーツ文化・観光部では把握出来ていない部分があろうかと思うので、そこは総務委員会の方で審議していただきたい」
25日の総務委員会では、用地などについて質疑が行われる見通しです。