【リニア】静岡・川勝知事「現行ルート前提に部分開通を」…県議会で答弁 質問とかみ合わず一時中断する場面も

 静岡県議会の一般質問で、リニア問題を巡る発言でルート変更を意識したかと問われた川勝平太知事は、「現行ルートを前提に開通できるところから開通させることが営業実績となる」と答弁しました。

静岡・川勝平太知事:「もし私が、これは大きなビッグイフですけど、JR東海の意思決定者であれば、現在の川勝と膝を突き合わせて、その場で解決策を出せるという自信があります」

 自民改革会議の中田次城議員は12日、10月のリニア問題に対する知事の発言について質問。具体的な解決策とは「ルート変更を意識したのではないか」と質すと…

静岡・川勝平太知事:「解決策はルート変更ではないのかとおっしゃったわけですが、ありません。現在はコロナ、エネルギー資材の高騰、1.5兆円の増資、財投、これは2011年に国交省がJR東海に認可をした事情とは大きく異なっている。従って一旦とどまって改めて考え直す必要があるというようなことは、ぜひ丹羽社長とも膝を交えて話すことができればと考えている」

中田次城議員

質問と答弁かみ合わず一時中断

自民改革会議 中田次城議員:「知事が会見で言ったことの「その場で解決できる」という具体的なものないということですよね。だとすれば、あの会見での知事の発言を私は撤回すべきだと思います。あまりにも、知事がその重みというものを考えずに軽々しく色んなものを期待させるようなことを言うから、じゃあその解決策とはなんなのか、それを聞けば答えられないじゃないすか、ないじゃないですか」

静岡・川勝平太知事:「金子(前)社長とは膝を詰めて話し合いましたが全部、はねつけられました。まだ、丹羽社長とはお話しが出来ておりません。意思決定者は私ではありません。(ヤジ:質問に答えていない)従って私がそれを言うのは失礼であるというか、資格がないと思っています(ヤジ:失礼じゃないよ)」

 質問と答弁がかみ合わず、議会は一時中断。その後の再質問に対して川勝知事は。

静岡・川勝平太知事:「現行ルートを前提にした上で、開通できる状況になった部分から開通させるということが、営業実績となり、解決策になると考えている」

川勝平太知事