【大学再編問題】浜松・中野市長「静岡大・日詰学長は地域に説明を」
静岡大学と浜松医科大学の統合再編問題を巡り、静岡県浜松市の中野祐介市長は13日の定例会見で、静大の日詰一幸学長に対し、「改めて地域に説明を」と訴えました。
両大学の統合再編を巡っては、2019年に2つの法人を統合し、静岡と浜松に新しい大学をつくる「1法人2大学」案で合意書を交わしていました。ところが、学部が減る形となることから、根強い反対意見が出ている静大側は、10月の学内評議会で合意書案とは異なる「1大学2校案」を大学の正式案にする方針を固めています。
これを受け、合意書通りの再編を推進するために、浜松市が経済界や周辺の自治会と結成した期成同盟会は12月6日に会合を開き、両大学の学長に現状の説明を求めましたが、静大の日詰学長は欠席しました。
13日の会見で、中野市長は会合以降、まだ日詰学長と連絡をとっていないことを明かにした上で、「地域全体で応援しているので、直接でも、期成同盟会の場でもよいので、地域に説明していただきたい」としました。