静岡県の事業で個人情報流出…委託した業者のストレージサービスに不正アクセスか 氏名や住所、電話番号、被保険者番号など
静岡県は27日、委託した事業者のデータが盗まれ、モニター5人分の個人情報が流出したと発表しました。
個人情報の漏洩が確認されたのは、県の「静岡県伊豆ヘルスケア温泉プロジェクト実証事業」を委託した事業者が管理するデータです。県によりますと、12月10日に事業者が使用するストレージサービスに第三者が不正アクセスし、保存されていたファイルが持ち出され削除されました。その後、15日に、事業者から県に対し「流出した情報の中に、その事業の参加者の個人情報が含まれていることが確認された」と連絡があったということです。事業者はすでに警察に相談しています。
県の事業の関連で情報漏洩が確認されたのは5件で、氏名や住所、電話番号、被保険者番号などが含まれていた可能性があるということです。現時点で個人情報漏洩による被害は確認されていません。
県は再発防止のため、事業者に対し「セキュリティー対策を強化するなどの再発防止策を講じるよう指導した」ということです。