2024年に予測される「ドライバー不足」解決の一助に…RORO船って何? 静岡市

 RORO船をご存じでしょうか。トラック配達員の長時間労働が規制され、物流が滞るおそれがある「2024年問題」解決の一助となるかもしれません。

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2024年に予測される「ドライバー不足」解決の一助に…RORO船って何? 静岡市

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ドライバー不足が懸念される「2024年問題」

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 12日午後、静岡市の清水港で行われたのは、大阪商業大学の松尾俊彦教授による2024年問題とRORO船が担う役割についての講演です。物流2024年問題とは、来年4月からトラック運転手の時間外労働が規制強化されることに伴い生じる問題のこと。トラック輸送が需要に対応できなくなるかもしれない危機的状態が迫っています。

画像2: ドライバー不足が懸念される「2024年問題」

 トラック運転者の時間外労働の上限規制(年960時間)が定められ、違反した場合には6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。2030年度には、輸送能力の約35%が不足するとも言われ、国内において喫緊の課題となっています。

RORO船=ロールオンロールオフの略

 その解決の一助となるかもしれないのが、このRORO船です。

画像: RORO船=ロールオンロールオフの略

根方ゆき乃記者:「RORO船のROROは、ロールオンロールオフの略で、荷物を積んだトラックが直接乗り降りできる貨物船のこと。あちらのスロープからトラックが荷物を積み込み、荷物を置いてまた出ていく」

 12日は船内にトラックの荷物を積み込む様子も公開されました。運転席の車両と荷台を切り離し、荷物だけを無人で運ぶことで、ドライバーの拘束時間の削減を図る狙いです。また、海上輸送への切り替えでCO2の排出削減にも期待されています。

 9月には、荷主や運送事業者に向けた見学会が開催される予定です。

静岡県港湾局 長山達哉局長:「RORO船は、貨物をドライバーから切り離して運ぶことができるサービスになっているので、2024年問題の解決策の1つとして有効な手段。荷主や事業者に広く周知される機会になればありがたい」