検討部会が清水区の新たな水源として静岡地区からの送水ルートの増強や井戸の新設などの6案を報告
おととしの台風15号で、大規模断水の被害にあった静岡市清水区の新しい水源について話し合う検討部会が、協議会に検討結果を報告しました。
おととし9月の台風15号では、清水区の承元寺取水口に大量の流木などが詰まり最大およそ2週間、6万3000世帯で断水しました。
静岡市は承元寺取水口が災害で再び止まった場合の新たな水源を確保するため、検討部会を開いていて、検討結果が26日大学教授や市民らから構成される協議会で報告されました。
検討部会からは静岡地区から清水地区に水を送るルートを増強することや、井戸を新設することなど6つの案が報告されました。
協議会の委員からは「検討された案が実際に行われる場合は、金銭面で住民の負担にならないような配慮が必要」との意見が出されましたが、おおむね了承されました。
市は今後、検討部会から報告された案が実施可能かどうか調査を行い、関係機関と協議を進めるということです。