10年間で7人死亡の県道…親子ひき逃げ死亡事件受け「現場診断」 静岡・沼津市

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 現場で再発防止策を検討しました。沼津市でごみ出し当番の親子が死亡したひき逃げ事件を受け、警察や沼津市が31日午前、現場診断を行いました。

 15日午前5時半ごろ、沼津市松長の県道で33歳の会社員の男性と59歳の母親が車にはねられ死亡しました。ひき逃げなどの疑いでトラックを運転していた沼津市大塚の85歳の魚販売業の男が逮捕・送検されています。

 31日午前、事件現場では警察官や沼津市の職員、地元自治会の役員らが道路の形や幅などを確認しました。死亡した親子は事件当時ごみ出し当番の作業をしていたとみられ、参加者からは路側帯が狭いため、ごみ出しの時間や集積場の見直しを求める声などが上がりました。

松長自治会 高島修二会長:「自発光式のベストを着用するだとか、特に冬場はごみ出し時間をちょっと遅くすることがあってもいいのかなと」

沼津市クリーンセンター収集課 森剛彦課長:「現状の集積場所の状況、地区内に入った道路の状況を踏まえまして、具体的に集積場所の見直しを自治会と一緒に検討していきたい」

 警察によりますと、この県道では過去10年間に6件の死亡事故が発生し、7人が亡くなっているということです。警察や市は今回出た意見を踏まえて再発防止策を検討します。