自民党最大派閥安倍派が最後の総会 塩谷氏は議員辞職を求められるも清算の責任を果たすと強調
塩谷氏は座長を退くことになります。政治資金問題を巡り派閥の解散を決めた自民党最大派閥の安倍派が、1日最後の総会を開きました。
自民党・安倍派 塩谷立座長:
「歴史ある清和研を 閉じなけれならない、まさに断腸の思い。この厳しい状況を乗り越えて、なんとしても日本の政治の中で、みなさま方にもしっかりと、また活躍していただければと思っておりまして、その思いを伝えて、清和研の最後の総会のご挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。」
パーティー券を巡る事件を受け、1月19日派閥の解散を表明した自民党最大派閥の安倍派。
1日午後最後の議員総会を開き、塩谷立座長は「国民の皆さんに政治不信を招いたことを 深くお詫び申し上げたい」と陳謝しました。
総会では派閥解散に向けた事務手続きなどについて、説明されたということです。
今後残余金の処理などを担う組織のみを残し、今の安倍派の幹部体制は廃止されます。
1月28日 議員辞職は否定
塩谷立座長 1月28日:
「まずはこの事案の処理をしっかりやると同時に大きな課題に向かって取り組んでまいりたい」
Q)次期選挙は出馬する?
塩谷立座長 1月28日:
「そのつもりでいる」
先月28日の会見で議員辞職や離党を否定した静岡8区を地盤とする塩谷座長。
清算の責任も果たす
31日訂正された収支報告書にはキックバックされた196万円が安倍派からの寄付として記載されました。塩谷氏も座長から退くことになります。
自民党・安倍派 塩谷立座長:
「新たに清算管理委員会というものを作って、基本的には常任委員会のメンバーがそのまま移行して責任持って最後まで行うと。さらに責任問題として、私の責任の問題の意見が出ました」
Q)「座長の責任論は離党や議員辞職?」
自民党・安倍派 塩谷立座長:
「辞職しろと、それは別として、とにかく責任は取るべきではないかという意見が出た。そのぐらい大きな問題になった、だからこそ責任もあるんだということも十分理解して、最後の清算もどこまでどうすぐに進むのか、まだ時期的には見えないが、それも責任を果していきたいという思い」
宮澤博行議員は
一方、132万円の不記載が発覚した宮澤博行議員は…
宮澤博行衆院議員:
「しっかりと国民の皆さまに説明し、謝罪し、信任を再び勝ち得ていく。その再出発だと思っている。次どうやっていったら良いのかについて、また考え検討していかなければいけないと思う」
自民党は一連の問題の実態解明に向け、安倍派議員からのヒアリングを2日午後にも始める見通しです。