能登半島地震の対応に問題は? 公明県議「被災地の馳知事に連絡したのは判断ミスでは」 これに対し川勝知事は… 静岡県議会

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 静岡県の川勝平太知事は県議会の代表質問で、危機管理能力について問われ、能登半島地震への対応は問題なかったとする考えを改めて示しました。

静岡県 川勝平太知事:「あの時点で、これ以上初動態勢を静岡県としては出来ることはなかったかなと思っている」

 川勝知事は、能登半島地震の発災から3日後に開かれた被災地支援のオンライン会議に欠席し、地元メディア主催の「新年のつどい」に出席。会議には、川勝知事以外は自治体のトップが出席し、代理出席をする判断をした知事の姿勢を問題視した自民改革会議と公明党県議団は1月、危機管理の対応が極めて不適切だとして、知事に申し入れをしていました。

 28日の県議会で、公明党県議団の牧野正史議員は、知事に対し、自身の危機管理能力をどのように評価するのか質しました。

公明党県議団 牧野正史議員:「人命救助のタイムリミットである災害時の72時間の壁のことは知事もご存知だと思うが、1人でも多くの命を救うために全力を尽くしている被災現場の馳知事に、72時間を待たずに連絡を取ったのは同じ知事として完全に判断ミスと言わざるを得ません」

 これに対し川勝知事は、改めて最善の初動態勢の構築に努めたとする考えを示しました。

静岡県 川勝平太知事:「3日に災害拠点を確保しなくてはならないため、拠点確保に輪島空港(能登空港)を決めた。輪島空港(能登空港)の管理者は石川県知事ですので、県知事の許可がなければ使えない。私は、危機管理は平素からいかに様々な事態を想像できるかであると考えている」