県内初の「宿泊税条例」6年間の議論を経て市議会で全会一致で可決 静岡県熱海市
静岡県内で初めてとなる宿泊税の導入について、熱海市議会で採決され全会一致で可決されました。
「熱海市宿泊税条例」の議案は12日の委員会での可決に続き、14日の最終本会議で採決され、全会一致で可決されました。宿泊税は12歳以上1人1泊につき200円で、見込まれる税収およそ7億円は、観光振興策に限って使われます。新年度の当初予算案では準備経費としておよそ1億2800万円が盛り込まれました。
およそ6年間の議論の末の条例成立に斉藤栄市長は。
静岡・熱海市 斉藤栄市長:「宿泊税の導入は熱海が持続可能な観光地になるために必要だという考えで、議会の承認を頂いたということ本当にうれしく思います」
1年以上かけて事業者の意見をまとめた組合の代表者は。
熱海温泉ホテル旅館協同組合 森田金清理事長:「身の引き締まる思いで、これからが本当の勝負だと思っています。また来たい温泉地だと思っていただけるようなソフト面、ハード面の充実を図っていきたいと思っています」
熱海市は今後、総務大臣の同意を得て、来年4月の導入を目指すということです。