【裏金問題】塩谷立氏に「離党勧告」の処分検討 地元の自民議員も厳しい見方 浜松市

 “裏金問題”を巡り、苦境に立たされている自民党。キックバックを裏金化していた安倍派と二階派の議員ら85人のうち、不記載が500万円以上だった人と安倍派の幹部、あわせて39人が処分の対象です。安倍派でキックバック再開を協議した幹部4人には、特に「選挙の非公認」以上の処分が下される方針です。浜松に地盤を置く塩谷立氏と前参院幹事長の世耕氏には、2番目に厳しい「離党勧告」の処分が検討されています。

自民党 塩谷立氏:「このような結果になったこと、心からお詫び申し上げる。そして皆さん方には大変協力いただいたことを心から深く感謝を申し上げます。ありがとうございました(深くお辞儀)」

 2021年の衆院選で立憲民主党の源馬謙太郎氏との一騎打ちの末、2万票以上の差をつけられて敗れ、比例で復活当選した塩谷氏。

 今回離党勧告を受ければ、次の選挙では自民党から公認が得られず、無所属での戦いとなり、小選挙区で当選するしかない状況となります。

 静岡県内の自民党議員からも厳しい見方が…。

県内の自民党地方議員:「塩谷氏は結構、自民党の勢いによって勝ったり負けたりというのがこれまであったので、これまでの選挙を見たときに、今の状態は今までの中で一番厳しい状態ではないか」

 地元・浜松の自民党市議からも―

自民党の浜松市議:「11月に報道が出た時点で、次期選挙に出馬しないなどのけじめをつけるべきだった。処分が出てからじゃ名前も残らないし、今からではもう遅い」