静岡・熱海市の宿泊施設が補助金を不正に受給 事業者「不正はしていない」と主張
静岡県が実施した、コロナ禍の観光促進事業で熱海市の宿泊施設が、補助金およそ390万円を不正に受給していたことがわかりました。
不正受給が発覚したのは、熱海市海光町の「エスペランサリゾート熱海」です。静岡県は2022年10月から2023年9月にかけ、「今こそ しずおか元気旅」という国が補助金を出す旅行支援を実施。
県によりますと、不正が発覚した宿泊施設では2022年11月から2023年1月までの架空の宿泊実績を県に申請し、飲食店などで使用可能な地域クーポン、合わせて393万7000円分を不正に取得していました。
県は3月と5月、施設を運営する東京都の事業者に対し全額返還するよう求めましたが、いずれも応じず、公表に踏み切ったということです。事業者は「不正をしていない」などと主張していて、県は今後の対応について警察と相談するとしています。