静岡県伊豆市で初めての空き家の略式代執行 築45年11年前から空き家で所有者が死亡 相続放棄
放置空き家の問題が能登半島地震でもクローズアップされる中、静岡県伊豆市では初めて、空き家の略式代執行が行われました。
伊豆市建設部長:
「特定空き家等を略式代執行により除却することを宣言します」
市内初の空き家の代執行が行われたのは、湯ヶ島にある木造住宅です。
築45年の建物で11年前から空き家となり、2年前隣の家の火災で全焼し、放置されていました。
市は近隣住民への危険を防ぐため適正な措置を求めましたが、所有者が亡くなり、相続放棄となったため、代執行を実施。
軽自動車や原付バイクの撤去、生い茂った木々などの除去を行い、7月末までに更地にする予定です。
市が把握している空家は404軒ですが、実態把握のため今年度調査を行い、空き家バンクの登録や撤去の措置をお願いしていくという事です。