静岡県・鈴木康友知事が中部経済連合会と意見交換 リニア工事の早期着工求める声

 静岡県の鈴木県知事と中部圏の企業などで作る、中部経済連合会との意見交換が行われ、連合会側はリニア新幹線工事の静岡工区の早期着工などを求めました。

 鈴木知事が意見交換したのは、静岡、愛知などの5県で活動する経済団体の中部経済連合会で、静岡県内の銀行や鉄道事業者なども所属しています。

 冒頭の挨拶で、会長を務める中部電力の水野明久相談役がリニア問題について言及しました。

●中部経済連合会 水野明久会長:
「経済活性化の起爆剤となる、リニア中央新幹線の静岡工区の早期着工。強力なリーダーシップと実行力を発揮されることを期待しております」

●鈴木康友知事:
「リニアをはじめとする懸案の課題にスピード感を持って取り組んで参ります」

 その後、非公開の場で鈴木知事と中部経済連合会は水と環境の問題を両立して関係者とコミュニケーションを取り、静岡工区の早期着工に向けて取り組んでいくことを確認し合ったということです。