浜松市の新野球場 ドーム型に反対する団体が鈴木知事に要望書

 浜松市の篠原地区に建設が計画されている県営新野球場について、ドーム型に反対する団体が鈴木知事に要望書を提出しました。

 要望書を提出したのは、県野球協議会など3つの団体です。3団体は県営新野球場について、ドーム型ではない複数の屋外野球場建設を要望しました。

 新野球場を巡っては、プロ野球が開催できるドーム型や野外球場など3案を軸に検討が進んでいて、鈴木知事は県と浜松市で協議会を立ち上げる意向を示しています。

 今回要望した団体はアカウミガメの保護や防災、使用料の観点からドーム型は好ましくないと指摘。その上で県西部には小規模の硬式球場が不足しているため、メイン球場のほか複数の球場を併せたボールパークの建設が望ましいと訴えました。

●新球場と浜松百年の計を考える市民の会 福井晃さん
「青少年の方々大学生も高校生も、ドーム型とか大型球場にするとやはり高い利用料がいりますよね。そこを安く利用できるためには屋外の小型、あるいは中型の球場がよいのではないかと」

 3団体は県が設置する協議会への参加も合わせて希望しています。