自民党総裁選 石破茂氏が静岡県にやってきた
議員投票と開票まで1カ月を切った自民党総裁選。28日は名乗りを上げている一人、石破茂元幹事長が関係者の招きで静岡県入りしました。
静岡県函南町に到着した石破氏。地元の支援者らを前に講演会に臨みました。冒頭、あいさつしたのは、今回の集まりを企画した地元選出の細野豪志衆院議員です。
●衆院静岡5区 細野豪志衆院議員:
「石破先生は自民党総裁選挙に、すでに名乗りをあげられています。私自身はですね、しっかりと話をさせていただいたうえで、どのようにするかを考えたいと思っておりますが、いま名乗りをあげられている方々の中でも最も、石破先生には、ちょっと失礼な言い方になりますが、土のにおいがするというか、我々地方の声を代弁してくれるのが石破先生ではないかなと、皆さんどうでしょうか」
細野議員のあいさつの途中で、題目が記された幕が落ちるハプニングが…。
●細野氏:
「石破先生のところは、ちゃんと生き残っていますね(笑)」
気を取り直して、講演を始めると…。
●石破茂氏:
「5分用から2時間用まであります」「5分用?」
「皆様こんにちは、きょうはこのような会に参加させていたたき、厚く御礼申し上げます。函南に来たのは41年ぶりになる、今年、昭和で言えば99年、来年は昭和100年ということであるが、41を引くと昭和58年、私は田中角栄先生の最後の弟子で、私、もともと国会議員になる気は全然なかった。父親の葬儀委員長が角栄先生で『ありがとうございました』って私24歳でした。そんなこといいから今すぐ銀行辞めて葬式に来てくれた人全部回って、選挙の期間はまずあいさつ回りだ、何を言っているんだと。私も国会議員になって39年目になります、上から数えて7番目、長くやりました。3年前に岸田さんが総理になった時に私出ませんでした、もういいと、大勢に人に迷惑もかける、推薦人になってくれる人にも迷惑をかける、こんなことはこれで終わりだと、河野さんを応援した、小泉さんと一緒に、なんであの時、お前は出ないと決めたんだろう、なんでまた出るんだという指摘もいただく、あれから3年たった。出身、鳥取県です、静岡に来るとうらやましいと思う、雪降らないし、暖かいし、新幹線は昭和39年から走っているし、高速道路はあるし、なんだか空港まであるらしい。この日本なんとかしなきゃ、農水大臣や地方創生大臣をやった、自分がやらなきゃいかんと思う。6分しゃべりました、以上で終わります、ありがとうございました」
石破氏の講演は、予定より少しオーバーして、6分で終了。
報道陣が総裁選について質問を投げかけるなか、それには答えずに会場を後にしました。