【特集】衆院選に向け動き出す静岡県内選挙区 静岡4区 自民対国民民主 前職同士の一騎打ち
解散直後から静岡県内の前職の多くも地元へ戻り街頭に立っています。静岡市清水区、富士宮市などが区域の静岡4区を取材しました。
きのう解散された衆議院。
失職した静岡県内議員も、早速地元での活動をスタートさせています。
自民党 前職・深沢陽一氏:
「地元の空気は変わらないということなんですけれども、やはり解散万歳をした後、自分の気持ちが一変したことを感じています」
自民党の深沢陽一氏。
9日東京から戻り、支援者と会合の場を持ちました。
Q.選挙戦に突入するが?
自民党 前職・深沢陽一氏:
「普段の政治活動の延長で私はこの選挙戦入っていこうと考えているので、しっかりと皆さんの期待に応えてまいります。頑張ります」
一方、国民民主党の田中健氏はJR清水駅前で街頭に立ちました。
国民民主党 前職・田中健氏:
「おかえりなさい。おかえりなさい。私も今ちょうど東京から帰ってきたところでございます。前衆議院議員となりました田中健です」
国民民主党 前職・田中健氏:
「いよいよ解散したなという思いですけれども、裏金問題、何の解決もしていません。そもそも、裏金議員を公認していること自体、私は国民への裏切りだと思っています」」
自民・深沢陽一
先週、静岡市清水区で行われた深沢氏の事務所開き。
自民党 前職・深沢陽一氏:
「この3年間の間に約2年政務官を務めていた。地元を外さなければならない期間が多くあったということで、本当に地元の行事には足りない部分がたくさんあったと、自認しておりますが、この足りない分を何とかこの選挙戦、埋めていかなければならないということで、引き続きのご支援ご協力をよろしくお願いしたいと思います」
静岡市議・県議を務めた後、2020年の衆院補選で初当選した深沢氏。
これまでに厚労大臣政務官や外務大臣政務官を務めてきました。
この日は街頭演説のため、JR清水駅前へ。
応援に入ったのは、公明党の三浦選対委員長です。
公明党 三浦信祐選対委員長:
「私たちは物価高騰対策を乗り越え、そして防災減災で皆さんの命を守って、経済を下支えする。結果を出してきた深沢さんと一緒に進んでいけば、もう安心だなと皆さん思っていただけるのではありませんか」
深沢氏が訴えているのは、防災対策の充実です。
自民党 前職・深沢陽一氏
「清水区に関してはやはり台風15号。2年余り前の台風15号を受けて、防災対策というものが非常に地域の皆さんにとっても関心が高い。求められていることだと思います。これは国だけではダメだし、県だけでも市だけでもダメなので、この国・県・市の連携の中で国の役割。なかなか二級河川の県管理の巴川ですので、これを国がどうサポートできるのか。もっともっと手厚く、これを今ライフワークでもそういう活動していますが、これをしっかりとやっていきたいと思います」
国民民主 田中健
「それでは玉木代表、お願いいたします」(拍手)
解散前日の8日、田中氏の決起集会に国民民主党の玉木代表が駆け付けました。
国民民主党・玉木雄一郎代表:
「私は田中健さんのこの1期目の活動を見ていて、素晴らしい政治家だと思いました。私一つ反省しなきゃいけないことがあります。働かせ過ぎたと思うんです。140回質問に立ちましたけど、小さな政党なんで、いっぱい質問上げなきゃいけないんですが、特に厚生労働委員会っていうのは、花形委員会で人気の委員会です。その最前線で頑張ってくれたのが田中健さんなんですね」
国民民主党 前職・田中健氏:
「野党であろうが、少ない人数であろうが、私たちは正論を言えば必ず実現できる。私たちは時に17人であろうが国を動かし、そして国の政策を先導し、これまでやってきたという大きな自信があります」
前回の衆院選で比例復活し、初当選を果たした田中氏。
議員生活を経て、実効性のある経済対策が必要だと主張しています。
国民民主党 前職・田中健氏:
「今、給料が上がる経済、やっと入口が見えてきた。しかし、物価が上がり、社会保険料は上がり、生活コストが上がる中でまだまだ皆さんの手取りは増えていない。だからこそ手取りは増える。その政策を打ち出してまいります。あわせて、給料や手取りが増えることで、年金も今連動して増えますから、年金も増えるような社会に経済にしていきたい。手取りを増やす。これを大きな政策の柱に据えて皆さんに訴えてまいりたいと思っています」