入山料めぐり静岡県と地元関係者が意見交換 富士登山への規制導入に向け
富士登山への規制導入に向け、静岡県と地元関係者が意見交換をする会議が開かれました。
静岡県沼津市で開かれた会議には、山小屋関係者や登山口がある自治体などおよそ50人が出席しました。会議では県が富士登山に関する条例案を示しました。
案では、登山者に対し3千円から5千円の入山管理料を義務付けるほか、登山口ごとに時間を決め夜間の通行を制限する方向が示されました。
これに対し出席者からは「山では午後3時までが一番安全に行動できる。午後2時ごろから全ての登山口での登山を規制するべきではないか」という意見や、山梨県が入山料を2千円と定めていることにふれ「金額に差があると登山者が山梨側に流れるのではないか」との懸念が示されました。
静岡県は2025年2月の県議会に条例案を提出する方針です。