静岡・沼津市民文化センターが全面改修へ 施設の老朽化や利用者のニーズの変化に対応

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 静岡県の沼津市民文化センターが、利便性向上のため新年度から全面改修されることになりました。

●沼津市教委文化振興課 山﨑亮副主任:
「ここが沼津市民文化センターのロビーです。特徴としては床や壁に大理石を使っておりまして、かなり広い空間となっている」

 1982年に開館した沼津市民文化センター。吹き抜けから明るい光が差し込み、床と壁の大理石と相まって重厚感があり歴史を感じさせます。

 しかし40年以上が経過し施設が老朽化していることに加え、利用者のニーズが変化していることから初めて全面的に改修されることになりました。

●難波亮太記者:
「こちら第1練習室ですが実際は会議室として利用されることがほとんどで、今後壁に防音機能や床を強くすることで音楽やダンス練習ができるようにするということです」

 練習室のある2階の会議室エリアは薄暗く、年間の利用率は3割ほどと低調です。そこで壁をガラス張りに改めて雰囲気を明るくし、作品の展示など会議以外にも利用できるようにするほか、授乳室を新たに設けます。

 また1階展示室にも防音機能を持たせ、演奏会などにも使えるようにします。大ホールなどの舞台設備や照明も新しくする予定です。

 改修中はエリアごとに使用を停止する期間がありますが、工事はそれぞれ時期をずらして行われるため長期間の全館休止はないということです。工事は2031年度に完了する予定で、総事業費は40億円以上を見込んでいます。

●沼津市教委文化振興課 山﨑亮副主任:
「多くの市民の皆様が愛着を持っていらっしゃる施設になります。活動の場というところと発表の場っていう一から文化活動をしていただけるような、そんな空間にしていけたらと思っています」