ドクターイエロー29日にラストラン 静岡県内にも大勢の鉄道ファンの姿が

惜しまれながら役目を終えました。JR東海が保有するドクターイエローが29日ラストランを迎えました。静岡県内でも最後の姿を見届けようとファンが集まりました。

“夢の超特急”と言われた新幹線を支え続けた「ドクターイエロー」

 新幹線の安全な運行を守るため、線路や架線に異常が無いか点検する車両で、長年“新幹線のお医者さん”としてその役目を果たしてきました。

 東京〜博多間の下り走行が最後となったおとといには
ファンが各地に集結。

 富士市でも、カメラを携えた人たちがズラっと整列していました。

大阪から(富士市/おととい):
「寂しい気持ちはあるが精一杯見届けたい」

東京から(富士市/おととい):
「せっかくの最後ですからいい走り写真を撮りたい」

 最高時速270キロで通過するドクターイエロー。

 シャッターチャンスは一瞬です。

富士市
富士市

静岡市

 その後、静岡市へ。

栗田麻理アナウンサー:
「来ました!ドクターイエロー!静岡市を通過しています!」

 富士山をバックに、安倍川を通過。

 カメラのシャッター音が鳴り響きます。

静岡市
静岡市

最後の日

 そして、29日夕方“最後の日”。

古賀りなアナウンサー(JR静岡駅):
「あ!見えました黄色い車体。 ラストランのドクターイエローです。今、静岡駅を駆け抜けていきます」

静岡市内から:
「ずっと楽しみにしてたから、見られてよかった。」

お母さん)きょうが誕生日だったんです

Q:きょう誕生日なの?
「誕生日」
Q:最高のプレゼントだね?

「うん」

 静岡市を後にしました。

JR静岡駅
JR静岡駅

神奈川から東京へ

 その後、小田原。

 新横浜。

 多摩川と、終わりが近づいていきます

「ドクターイエローだ!ドクターイエロー来た!」

 最後の姿を見届けたファンは・・・。

鉄道ファン(19)
「よかったです。カッコよかったですね。昔から見てきたので、やっぱり寂しかった」

Q:これは自分で描いた?

鉄道ファン(6)
「ドクターイエローの運転手になりたかったけど、引退しているから無理。寂しい」

 ドクターイエロー型のヘルメットをかぶった男の子の目の前を・・・

 黄色い車体が通過していきます。

Q:黄色いの見えた?

ヘルメット少年:
「・・・・」  

 言葉はありませんが、きっと大満足なはず。

 なぜなら、「幸せを運ぶ黄色い新幹線」だから。

「幸せだね」

鉄道ファンは
鉄道ファンは

幸せな黄色い新幹線

富士市:
「幸せな黄色い新幹線です。幸せを届けに来てくれてありがとう。」

下山剛史カメラマン:
「窓にありがとうと書かれています」

窓に「ありがとう」
窓に「ありがとう」