今年の春闘でも去年に引き続き5%以上の賃上げを求める 格差が広がった中小企業は6%以上の賃上げを 連合静岡

今年の春闘で賃上げを実現しようと、労働団体の連合静岡が会見を開き、去年に引き続き5%以上の賃上げを求めました。
去年静岡県内の春闘では4.6%の賃上げを達成しました。
しかし、連合静岡は物価の上昇に賃上げが追いついていないほか、高水準となった去年の流れを定着させたいとして、去年に引き続き定期昇給分を含めた5%以上の賃上げを求めると訴えました。
連合静岡 角山雅典会長:
「昨年一昨年と、ようやく賃上げの機運が高まってきた。この流れを止めることなく、定着をさせていただく。定着をしていくことをしっかりとやっていきたい」
一方、中小企業の賃上げについては、去年の春闘で大企業との格差が広がったとして、6%以上の賃上げを求めています。
これに伴い賃上げの資金確保のため、経営者や仕入れ事業者らに、取引における労務費を含めた価格転嫁を進めるよう訴えていくとしています。
連合静岡 角山雅典会長:
「中小の経営者から見れば非常に高い水準での要求の中身になっているが、1%分の上乗せ分をどこから原資を持ってくるかというと、いわゆる人件費を含めた価格転嫁をやっていくことが中小さんの賃上げの原資になると思っていますので」