不穏当な発言をした市議に市議会が陳謝を求める 市議は陳謝を拒否しより重い出席停止の処分に 静岡・焼津市議会

静岡県の焼津市議会で不穏当な発言をした市議に、市議会が陳謝を求めました。市議は陳謝を拒否し、より重い出席停止の処分が下されました。
●石原孝之市議:
「私の思いと反する所もありますので、陳謝することはいたしません。以上であります」
19日開かれた焼津市議会の定例会でこのように発言したのは石原孝之市議です。
石原市議は5日に開かれた市議会一般質問で「どこか忘れちゃいましたよ。市長が変なことをいうもんで」などと発言し、先週の市議会で他の市議3人から懲罰動議が出されていました。
懲罰として19日の市議会で、陳謝要求が全会一致で可決されましたが、石原市議は用意された陳謝文の読み上げを拒みました。その理由について石原市議は…
●石原市議:
「そういう気持ちじゃないのに、その言葉を読むのもおかしいなってところもあるので」「あとはもうどう取られるかも市民の方の意向じゃないですかね」
議会から求められた陳謝を拒否する石原市議の行動に対し、あらためて懲罰動議が出され、陳謝よりも重い出席停止1日の処分が下されることが決まりました。石原市議は出席停止の処分を受け入れると話し、発言を取り消しました。
石原市議は議員バッジをつけて、人気格闘技イベントのオーディションに出場したなどとして、17日に議長から政治倫理規定違反で厳重注意を受けていました。