市と民間が共同で不用品のリユース化を進める拠点「ジモティースポット静岡」がオープン 静岡市葵区

家庭で使わなくなった不要品を再利用してもらうための拠点が2日静岡市にオープンしました。
大野裕輝記者
「こちらの棚に置かれている食器やおもちゃ。まだ使えるけど不要になったもので、再利用が可能なものたちです。ここは本来であれば捨てられることになっていたものが、手軽に持ち込めるという場所なんです」
静岡市葵区西ケ谷にオープンしたのは、その名も「ジモティースポット静岡」
ジモティーとは、不要になった家具などを掲示板上のやり取りを通じて売買するサービスです。
静岡市では2024年4月、このジモティーとリユースに関する協定を締結していて、官民連携でごみを減らす取り組みを強化しています。
こちらでは3月28日のプレオープン以降、およそ1300点の持ち込みがあったといい、2日はオープン直後から多くの人でにぎわいました。
利用者にとって手に取りやすい価格で並べられた商品。
実は他にも使いやすさを感じている部分があるといいます。
Qサイトとの違いは感じた?
訪れた人は
「サイトはうまく(やり取りが)合わないと物が手に入らない」
「受け取りの面倒くささとか、だったら捨てちゃおうみたいなところがあって、そういった意味ではこういうところがあると気軽に持ち込めるからいいかなと」
静岡市ごみ減量推進課 菅野 響 さん
「今まではごみとして捨てられてしまっていたものが、リユースされることでごみの減量にもつながりますし、市民のリユースしたいという関心・意識が向上することを期待しています」
静岡市ではこうした取り組みを通じて2030年度までに1人の1日あたりのごみ総排出量をおよそ60グラム減らしたいとしています。