袋井で始まったリユース容器を使うシェアサービス「Megloo」飲食店での取り組みは

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環境問題に配慮してテイクアウト用の容器を再利用する取り組みが袋井市で行われています。洗って何度でも使えるリユース容器。利用者は拡大するのでしょうか。

 5日に開かれた「さすてなパーク袋井」。

 環境について学ぶきっかけを作ろうと開かれたイベントで飲食店など31店が参加しました。

 ゴミ問題についてのトークショーでは…

ハニー鈴木さん:
「こんなにゴミを燃やしているのは、世界で日本がトップクラスなんですよね。」

 こう話すのは袋井市にある飲食店「Honey!ハニー!!とれたて食楽部店」のオーナー鈴木さんです。

「Megloo」とは

   料理シーン

 鈴木さんの店では洗って何度でも使えるリユース容器のシェアサービス「Megloo(めぐる)」を1月から取り入れました。

 「Megloo」は神奈川県の企業が展開しているサービスで、テイクアウトの使い捨て容器を削減しようと、東京や北海道などの店舗でも導入実績があります。

 現在、県内で実施しているのは袋井市のみ。

 市内の8つの飲食店で展開されています。

注文の仕方
注文の仕方

リユースの仕組み

 では、どのような仕組みなのでしょうか。

 Meglooを導入している店では、弁当を注文する段階でリユース容器か、一般的なテイクアウト容器のどちらかを選ぶことができます。

 リユース容器で注文をする場合には、店に設置されているQRコードを読み取って商品を受け取り、食べた後は洗って店に返却します。

 返却できる場所はMeglooを導入している8店舗のほかに、袋井市役所にもあり、返却時にQRコードを再び読み取ることで容器の管理をしているといいます。

 1つ1000円代の容器を8店舗で合わせて200個購入し、そのうち3分の2が袋井市の補助金でまかなわれています。

Q.リユース容器にしたことでどんな利点がありますか?

ハニー鈴木さん:
「やっぱりゴミが減ったことですね。テイクアウトの提供をしてて、このゴミが一食で全部捨てられちゃうのかなと思うと、すごいもったいないっていうのもありますし、環境にもやっぱり負荷がかかるんだなと思うので。」

鈴木功三さん
鈴木功三さん

まだ認知度は低いが

 今回参加したイベントでは用意していた150食が完売しました。

お客さん
「ゴミが減るのはすごくいいことだと思うので、どんどん増やしていってほしいですね。」

 ただ、まだまだ認知度は低くリユース容器でのお弁当の注文は、1日に5~6食だといいます。

 今後もイベントなどに参加し、取り組みを知ってもらう機会を作りたいとしています。

Honey!ハニー
「できるだけ多くの人に知っていただいて、皆さんが当たり前のようにこれを使っていただけるような、そんな風になればいいなと思っております。」

鈴木功三さん
鈴木功三さん