事業用のごみ袋の価格を1.4倍に値上げへ 条例改正案を2月定例会提出へ 静岡市
ごみの減量などを審議する静岡市清掃対策審議会で、静岡市は、事業用のごみ袋の価格について、およそ1.4倍の値上げなどを盛り込んだ見直し案を提示しました。
2日の清掃対策審議会で静岡市は、事業者が出したごみ処理にかかる原価と現在の手数料に大きな差があることなどから、事業者の負担を見直す案を示しました。
事業者が清掃工場に直接持ち込む場合は、100キロ当たり1100円とされていた手数料が、1500円になり、負担率はおよそ47パーセントからおよそ64パーセントに上がるということです。
また、ごみ袋の価格は45リットルが1枚208円から286円に、20リットルでは93円から129円に上がるとしています。
委員からは、「事業者は物価高騰が続き、経営が大変なため、補助という形で支援をするのはどうか」という意見が上がりました。
これに対し市は、「補助をすると本来、事業者が負担するべきものを、市民の税金で負担することになってしまう」と反論しました。
事業用ごみ袋の価格改定は、2009年以降行われておらず、付近の自治体の手数料と均衡を保つことで、市内へのごみの流入を防ぎたいとしています。
審議会は28日にも開かれ、議論の結果を踏まえた上で条例の改正案を、来年2月の市議会に提出するとしています。