静岡・難波市長「自己採点は80点」 注力すべきは『人口減少対策』「これまでの市政は本気じゃなかった」と猛批判

 13日に任期を折り返す静岡市の難波喬司市長は11日の定例会見で、これまでの自身を80点と採点した一方で、「人口減少対策」の重要性を訴えました。

静岡市 難波喬司市長:「自己採点ということで、自分としては80点ぐらいかなと思っている。合格点は一応取れているのではないかと思う」

 11日の定例会見で静岡市の難波市長は、2年間の自身の仕事をこのように評価しました。これまで市の政策執行力を高めるため、職員の意識改革などに取り組んできたと振り返りました。一方で「静岡市は20の政令市の中で人口減少率が最も高く、厳しい現状にある」と指摘。人口減少対策を本気でやらなかった」とこれまでの市政を厳しく批判しました。

難波市長:「温暖で自然も豊かで、産業はしっかりしている。歴史性も文化性もある。人の心も温かい。そういう町でなぜ人口が他のところは増えているのに減る。静岡市だけ突出して減っている。原因を分析して根拠を示して、こう変えていこうっていうことをやっていかないといけない」

 難波市長は人口減少対策の一環として、今年度、子育て支援策に力を入れています。その一環として市民文化会館にこどもの遊び場を開設すると発表しました。ロビー棟の1階と2階に滑り台や授乳室、乳幼児用のスペースなどが設けられるということです。26日から来年の3月末まで土曜日と日曜日・祝日に開設される予定です。

静岡・難波市長「自己採点は80点」 注力すべきは『人口減少対策』「これまでの市政は本気じゃなかった」と猛批判