「アメリカの関税政策で先行きを不安視する企業が多い」 企業倒産3カ月ぶりに前月下回るも高水準で推移 静岡県
4月の静岡県内企業の倒産は20件で、3カ月ぶりに前の月を下回ったことが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。
帝国データバンク静岡支店によりますと、4月の倒産件数は20件で、負債総額は20億7800万円でした。倒産件数は3カ月ぶりに前の月を下回りましたが、5カ月連続で20件台と高水準で推移しています。
負債総額は、2カ月ぶりに10億円以上の大型倒産がなかったことから5カ月ぶりの減少。過去10年間における4月としては2番目に少なくなりました。
今後の見通しについて帝国データバンクは、「アメリカの関税政策による影響から、先行き見通しを不安視する企業も多く、経営体力のぜい弱な小規模企業などは引き続き高水準で倒産する可能性が高まっている」と分析しています。
