参議院議員選挙まで2カ月 静岡選挙区の立候補予定者は今…

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 7月20日の投開票が有力視されている参議院選挙。

 静岡県内でも、立候補予定者たちが動き始めています。

自民党・現職 牧野京夫氏 16日:
「自民党と公明党の連立政権26年ということでありますけども、私は、そのうちの18年、国政の方で参議院として働かせていただいております」

 自民党の現職、牧野京夫(66)さん。

 自民・公明が合同で実施した演説会で、集まったおよそ1000人を前に、危機感をあらわにしました。

自民党・現職 牧野京夫氏:
「今回の参院選は今までとは全く違う厳しい状況。何としても自公政権を維持する。衆議院選挙で自公が再び過半数を超える与党になれるか。私はある意味大きな戦いだと思う。本当にもし過半数を取れないような事態になったら、私は野に下るような、そういう結果になってしまうと思います」

 集会では、外交を担えるのは自民党だけという自負も、垣間見えました。

細野豪志氏:
「今、世界を席巻している問題はなんですか。これはどう考えてもトランプ関税。万万が一、この参議院選挙で、自公で参議院でも過半数を割るようなことになれば、現実に政権が変わるという可能性が出てくるが、それは日本の国益にならない」

 日米関税交渉は、今週にも再び赤沢大臣が渡米し、3回目の協議が開かれる見通しです。

 4選を目指す、牧野さん。

 静岡県内の製造業を念頭に、中小企業を支える経済対策の必要性を訴えます。

自民党・現職 牧野京夫氏 17日:
「自動車関係をはじめ、製造業の皆さんは影響を受けないことはないでしょうから秋になると思うが、経済対策を取る中で関税に関係する影響を最小限に食い止める対策を打っていかなければいけない」

榛葉賀津也氏

 女性:いつもYouTubeで見てます!

「本当に?ありがとう~」

 国民民主党の現職、榛葉賀津也さん(58)。

 党の勢いを表すかのように、多くの聴衆が…。

「沼津から来たの?わざわざ?このために?」

女性:はい!

「変わったお姉さんだねえ」

 この日は、玉木代表と一緒に、島田市に入りました。

国民民主党 玉木雄一郎代表:
「静岡県内の皆さんも多くの人が車乗ってますね。参議院選挙もあるから、このままじゃまずいと言って、また補助金使って(ガソリンを)10円だけ下げる。皆さんが求めているのはそんな小手先の改革じゃないですよね。地方の人ほど負担しているガソリンの暫定税率を廃止して、ガソリン価格を引き下げて、そのことが一番地方創生にもつながるんじゃないでしょうか、皆さん。」

国民民主党・現職 榛葉賀津也氏:
「この駐車場にこれだけ人が集まったのはオープン以来だね。これ、本当にありがとうございます。先ほど玉木代表が良い風が吹いているねと言ってくれました。この静岡には本当に良い風が吹いています。しかし、政治をやっているといろんな風が吹くんですよ。追い風や向かい風やいろんな風があるけども、大切なのはその風に惑わされずに、原点を忘れず、着実に一歩一歩、集めた税金を使う側の政治ではなく、働いて税金を払う側の政治を、仲間を信じてやることであります」

 去年の衆院選を経て、国民民主党の幹事長として、その知名度は急上昇。

 一方で、民主党政権では防衛と外務の副大臣を務め、現在も参議院の外交防衛委員会に所属する一面も…。

国民民主党・現職 榛葉賀津也氏:
「3年連続で給料が上がった。手取りが増えた。年金もこれから上がり出すというその時に、このトランプ関税です。トランプさんの気持ちを変えることはできないけど、我々国内でできることはいろんなことを全部できることはやらなきゃいけない。」

 写真お願いしてもいいですか?

「いいですよ!正論パンチ!」

国民民主党・現職 榛葉賀津也氏:
「この国の自動車産業をもう一度活性化するには複雑怪奇の9種類9兆円の自動車関連税をきれいにすることですね。トランプさんと交渉してなかなかうまくいかないじゃなくて、国内で決めればできるでしょ。ガソリン税が安くなれば車買い替えようとか、車社会でもう一回頑張っていこうと」

国民民主党・現職 榛葉賀津也氏
国民民主党・現職 榛葉賀津也氏

鈴木千佳さん

 浜岡原発が稼働を止めてから、14年の節目を迎えた、この日。

 廃炉を訴えるデモに、共産党の新人・鈴木千佳さん(54)の姿がありました。

共産党・新人 鈴木千佳氏:
「浜岡原発は南海トラフ地震の震源域の真上に立っている世界一危険な原発です。産業界が望むからと安全性を無視して原発再稼働を行う。これは政治の責任を放棄しているのではないでしょうか」

 脱原発と、再生可能エネルギーの推進を主張する鈴木さん。

 トランプ関税をめぐっては、日米関係の根本的な見直しが必要と訴えます。

共産党・新人 鈴木千佳氏:
「日米同盟絶対で、アメリカ言いなりがいいのかどうかと、(関税の)撤回をと、毅然として対応していくことが、国際協調を進めていくことが、日本政府として世界からも信頼される道だと思っています。トランプ関税をどう見るのか、アメリカとの関係をどう見るのかということは、今度の選挙で大事な争点の一つになるのではないかと思います」

共産党・新人 鈴木千佳氏
共産党・新人 鈴木千佳氏

松下友樹氏

 参政党の新人で、医師の松下友樹さん(41)。

 トランプ大統領の政治姿勢に、肯定的な考えです。

参政党・新人 松下友樹氏:
「全てを肯定する必要はありません。おかしい政策もたくさんあるでしょう。ですが、トランプさんがやりたいこと、何か分かりますか。アメリカをもう一度、アメリカ人の手に取り戻したいんですよ。アメリカファーストだってずっと言ってたでしょ。こんなのは当たり前のことなんです」

 2022年の参院選で初めて議席を獲得するなどして、政党要件を満たした参政党。

 保守色の強い政策を掲げ、去年の衆院選では3議席を獲得するなど、党勢を拡大しています。

参政党・新人 松下友樹氏
「自民党に期待したんじゃないんですか。安倍さんに期待してたんじゃないですか。だけど結局変わんないんですよ。今のやり方じゃ変わりません。こんなことをいつまでやってるんですかって。子どもや孫にこんな日本は残せないでしょって。だから、もう一度日本人の手に日本の政治を取り戻すんです」

 “ものづくり県”の静岡にとって、トランプ関税は「内需拡大のチャンス」と訴えます。

参政党・新人 松下友樹氏:
「静岡は自動車もすごく盛んですし、輸出が落ちると各エリアにダメージはあるかもしれないですけど、自国で内需拡大でしっかり工業、製造業を伸ばしていくと、その形を私たちは取り戻したいって考えてますので、特にひどく悪くなるとは思っていません。」

参政党・新人 松下友樹氏
参政党・新人 松下友樹氏

福原志瑠美氏

 そして、20日出馬会見を開いたのが、政治団体「NHK党」の新人で、コンサルティング会社を経営する、福原志瑠美さん(42)。

 5人の子どもを育てる母親として、子育て政策や教育環境の充実を訴えます。

 トランプ関税をめぐる対応については…。

NHK党・新人 福原志瑠美氏:
「必要な企業にヒアリングをしっかりして、出すべき企業に補助金を出すところかなと思います。アメリカとの関係を見直す、思いやり予算の見直しとか、今一度、日本国民のために使えないかという見直しが必要かなと思います」

NHK党・新人 福原志瑠美氏
NHK党・新人 福原志瑠美氏