静岡茶のブランド力強化に佐藤可士和さん起用 荒茶生産量が初の首位陥落…海外に向けブランド発信し巻き返し図る 静岡県

静岡県は、静岡茶のブランド力強化に向け、日本を代表するデザイナーの佐藤可士和さんとタッグを組むことを発表しました。
静岡・鈴木康友知事:「世界から見ると、静岡茶はブランドとしてはまだまだ認知度が低い状況にあります。静岡茶を世界に向けて発信し、グローバルブランドとしての静岡茶の需要拡大につなげてまいります」
鈴木知事は会見で、県の特産品である静岡茶を世界に発信するための「静岡茶統一ブランド推進事業」で佐藤可士和さん(60)を総合プロデューサーに起用すると発表しました。佐藤さんは、今治タオルのブランディングやユニクロなどのロゴデザインを手掛けた実績があり、佐藤さんが代表を務める会社が企画提案に参加した3社から選ばれました。委託期間は2026年3月27日までで、契約金は660万円だということです。
2024年の静岡県の荒茶生産量は、統計開始以来初めて首位から2位に陥落。県は今年度に課題を抽出し、来年度以降、茶業関係者や行政などが一体となり海外に向けてブランドを発信するとしています。