新県立図書館建設事業費 1月に国から静岡県に交付金の減額が通知されその時点で財源不足を把握か
国の交付金減額で計画が見直されている新静岡県立中央図書館について、1月には国から静岡県に減額が伝えられ、その段階で県が財源不足を把握していたことが分かりました。
鈴木康友知事所信表明:
「一旦立ち止まって整備方針を見直すことにした。年内を目途に方向性を示せるよう、庁内に部局横断的なプロジェクトチームを立ち上げ検討を進める」
18日開会した静岡県議会6月定例会で、改めて方針を述べた鈴木知事。
新図書館を巡っては5月、298億円の総事業費のうち国の交付金およそ100億円が減額されることが表面化しました。
18日朝、池上重弘教育長らが自民改革会議などの会派に今後の方針を説明しました。
関係者によりますと、1月にはすでに国交省から静岡県に交付金の減額が知らされていて、知事を含む県の中でのみ共有されていました。
一部の議員からは議会への説明が不十分だと指摘する声が上がったということです。
静岡県は2月から3月にかけて水面下で国と交渉を続け、4月に減額の規模が100億円と分かったと説明しています。
自民改革会議は今後の方向性について、委員会審議で質す方針です。
県議会6月定例会は7月7日まで行われます。