県東部地区の医師不足問題　指導医と専攻医をセットで重点的に派遣する拠点病院を東部地区に設置する方針を明らかに　静岡県

静岡県は県東部の医師不足対策として、重点的に指導医と専攻医をセットで派遣する拠点病院を東部地域に設けることを、県議会で明らかにしました。

自民改革会議　岩田徹也県議（函南町選出）
「県は修学資金の貸与制度や、地域医療支援センターの設置など、一定の取り組みを進めているが、伊豆地域における効果や成果は見えにくく、制度運用の柔軟性や地域に特化した戦略が不足しているのではないかと感じる」

　一般質問２日目となった県議会。

　函南町選出の岩田徹也県議が東部地域の医師不足対策について質しました。

静岡県健康福祉部　青山秀徳部長:
「指導医と専攻医をセットで派遣するとともに、重点的に派遣する拠点病院を設けることとする」

県は３月に協定を結んだ浜松医科大学と協力し、専門医資格を取得できるプログラムの基幹病院となる拠点病院を、東部地域に設ける方針を示しました。

　若手医師がキャリアを積めるよう研修環境が整っていて、症例数が豊富な病院を候補とする見込みです。

　県は今後浜松医科大学と協議したうえで１カ所程度に絞りたい考えです。