新年度当初予算案は「鈴木カラー」鮮明に　県東部の医師不足対策やスタートアップ支援など　静岡県

静岡県の新年度当初予算は医師の偏在対策強化や、スタートアップ支援事業など「鈴木カラー」が大きく反映されそうです。

　関係者によりますと、新年度の当初予算編成では、歳出が今年度の１兆３１６０億円を上回る見込みです。

　鈴木知事の就任後初となる予算編成には、医療人材の確保やスタートアップ支援など「鈴木カラー」が反映されそうです。

　静岡県は県東部の医師不足を解消するため、新たに医師偏在対策強化事業として１億円を計上する方針です。
　
　新年度は浜松医科大学で寄付講座を設置するほか、順天堂大学静岡病院で小児科医などの養成に向けた体制構築を行うとしています。

　また、経済活性化のためのスタートアップ支援に前年度の倍以上となる６億８０００万円、公共ライドシェアの導入関連事業費として３２０万円を盛り込みます。

　このほか、今年の夏から始まる静岡県側の登山規制に伴う安全対策の費用などに４億９４９０万円を計上する見通しです。