石破総理が野党が主張する減税への反論が波紋 細野豪志衆院議員の25周年記念パーティーに

この週末、沼津市で開かれた自民党・細野豪志衆院議員の25周年記念パーティー。
多くの来賓が訪れた中、鈴木知事があいさつに立ちました。
鈴木知事
「細野さんと私は当選同期で25年の付き合いになります。回り道のように見えますけど、ようやく自由民主党という最高の活動場所を得られて本当に良かった。これからしっかりと国のために働いていただきたいなと思います」
実はこの会に、石破総理も出席していました。
今回が総理就任後、初めての静岡入り。
奇しくも参院選前、最後の週末に実現した形です。
自民党 細野豪志衆院議員
「自民党が頑張らなければならない。それは安全保障の根幹をしっかり支えることができる政党は自民党しかないからです。私は石破政権をしっかりと支えていきたいと思っておりますので、ぜひ総理の話に耳を傾けていただいて石破政権についてもこれからもご支持いただきますように心よりお願い申し上げます」
石破総理
総理からは3日後に公示を迎える、参院選に言及がありました。
石破総理
「給付金いろんなお考えがあると思います。1年にかかる食費は外食・お酒を除いたら27万円となります。物価上昇率が7万円でございます。そうすると、1年でどれぐらいなんだろうかと考えたときに、27万円に物価上昇率7%を掛けると、だいたい2万円ということになります」
物価高対策として、参院選の公約に「一律2万円の現金給付」を掲げた自民党。
野党が主張する減税については、改めて否定的な見解を示しました。
石破総理
「消費税って忘れてはいけません。医療・年金・介護、そういう社会保障の財源なのです。本当に大切な財源なのです。消費税減税には時間もかかる。そして、消費税を減税したときに、食料品を減税したときに、お金持ちほどたくさん消費し、減税額が大きい。本当にそれでいいんだろうかということです」
一般的に、所得に対して一律に課せられる消費税は、所得が低いほど負担が大きくなる、「逆進性」があるとされています。
なぜなら、年収に占める消費税の支出が相対的に大きくなるからです。
石破総理
「政治家は自分の選挙のために、そのときだけいい話をすれば言いわけではありません」
「減税による恩恵は、高所得者の方が大きい」ともとれる、石破総理の主張。
支出の総額を念頭に置いた発言だったのでしょうか…。
