富士山山梨側で山開き「軽装登山」に新たな対策 静岡では10日の開山に向け準備進む

1日山梨の吉田ルートで開山を迎えた富士山。
10日に山開きを迎える静岡側と足並みをそろえ、今年から通行料は4000円に引き上げられました。
山梨県 富士山観光振興監 三枝徹さん
「静岡県と緊密に連携をしながら進めて、一つの富士山としてわかりやすい形にできた」
一方、毎年富士登山で問題となるのが、「軽装登山」です。
山梨県では、新たなルールを設けました。
山梨県 富士山観光振興監 三枝徹さん
「防寒着、セパレートタイプの雨具、登山に適した靴を必ず用意してもらう。用意できない方は通行を拒否している」
能地優アナウンサー 静岡県小山町 午前11時すぎ
「静岡県側に移動してきました。富士山の5合目須走口に来ています。こちら山小屋が立ち並んでいるが、この先が登山道になります」
静岡県側の須走口では10日の開山に向けて、すでに準備が行われていました。
静岡県富士山世界遺産課 岡部 晋治さん
「登山規制に必要な受付小屋の設置をしている」
開山に向けて設置されるのが、入山の手続きや説明を行う「受付小屋」。
県内3つの登山ルートで、同じように対応します。
静岡県富士山世界遺産課 岡部 晋治さん
「山梨県とルールが異なっていることで、登山者の混乱も招いた部分もあるので、今回入山料4000円、夜間の時間規制の時間も統一できたので、富士山全体としていい方向に進めばいい」
今年からは午後2時以降、夜間に入山する場合は山小屋の宿泊予約が必須に。
開山期間は職員が24時間体制で常駐して対応に当たります。
静岡県富士山世界遺産課 岡部 晋治さん
「安全に登山していただくのが一番なので、事前にルール・マナーをしっかり学習していただいて、登山者の方自ら富士山の価値を守るなど、安全に登山するという意識を持っていただいて登山をしていただければありがたい」
