沼津市議が市の土地を駐車場として貸し出していたとして市が利益の返還を求めている裁判 裁判所から和解案が示され双方が検討へ 静岡地裁沼津支部
静岡県沼津市の土地を駐車場として有料で貸していたとして、地元の市議会議員が訴えられている裁判で、裁判所から和解案の大筋が示され、双方が検討していくことになりました。
裁判は、山下富美子沼津市議が自宅に隣接する市の土地を有料駐車場として貸していたとして、沼津市が、得た利益などおよそ200万円の返還を求めているものです。
一方、山下氏側は市と土地の売買契約が成立しているが、市が登記を怠ったなどとして、所有権の移転や損害賠償を求め市を訴え返しています。
4日、地裁沼津支部で和解期日が設けられ、山下氏側の弁護団や市によりますと、裁判所から論点ごとの所見が述べられ、和解案の大筋が提示されたということです。
和解協議で出された詳しい内容は明らかにできないとしていますが、これを踏まえ、次回、9月1日の和解協議までに、双方が検討していくことになりました。
沼津市は「市の主張を一定程度ご理解いただいた和解案の骨子の提示があった。代理人弁護士とともに内容について検討していく」とコメントを発表しています。
