【詳報】「学歴詐称疑惑」の田久保市長会見② 卒業証書は本物? 除籍されていて卒業していなくてもそれが卒業証書だと思うのはなぜ? 静岡・伊東市
●伊東市 田久保真紀市長(会見 7月7日)
ーー卒業した卒業証書は、本物だと市長は胸を張って言える?
私の中では本物であると思っているが、大変残念ながら今私の方でそれを本物だと紹介するための卒業証明書等が取れないので、こんなった以上きちんとした捜査機関の方でお調べいただいて、その結果を待ちたいと思います。
ーーつまり卒業していなかったのに卒業証書を提出するというのは理解しづらい。自分で作ったのか、ほかの人が作ったのかどういうことで書類を手に入れてそれを議長に見せたのか。どういった文書だったのか?
卒業証書でありました。前回の会見でもお話ししましたがだいぶ前の、30年ぐらい前のということもあるのですが正直に申し上げてそれをどのように手にしたのか、要するに郵送で送られてきたのか、それとも学校に取りに行ったのか誰か友達と行ったのかというのは記憶があいまいでありますので、そうなりますとこれはきちんと捜査機関の方でお調べいただいてその結果を見ることが一番真実に近い形が市民の皆さんにお示し出来るんじゃないかとそのように考えました。
ーーつまり本物である可能性もあると自身は信じている?除籍だとしても。
はい。私のほうは本物であると思いまして各方面といいますか、必要であると思った方にお見せしております。
ーー除籍されていて卒業していなくても、それが卒業証書だと思う根拠というのは?
まず、ちょっとさかのぼりで申し訳ないですが、私が東洋大学の方の教務課の窓口の方に出向いたのが6月28日の土曜日でした。で、その時は証明書は一週間ほどかかりますということでいただけなかったが、どういった結果なのかということでは、除籍であるという結果をいただきました。そのときに初めて、自分が除籍であるという事実を知りました。つまり、6月の28日までは自分自身が除籍という立場にあるということを把握していなかったので、卒業証書についても、そう意味では持っていても何も不思議はないのかなと思っていたのは事実です。
ただ、いずれもこのような事態になってしまうと私自体もどのようにして市民の皆様に、これが本当に本物なのか、またはもしかして偽物の可能性もあるといわれているというのは承知しております。ですけれども私のほうで、ただ言葉を重ねて、これは私が本当に本物であるといったところでそれは確かな裏付けがない、言葉だけのものになってしまうので、それでしたらきちんと検察に提出して捜査をしていただいて、検察のほうにきちんと結果を出していただいたらどうだろうかということで私のほうでそのように決めさせていただいた。
ーー警察からも、それはあなたの記憶というのが全くないというのは、それはおかしいんじゃないですかと絶対に聞かれると思うんです、捜査機関から。そのとき市長はどのようにお答えする予定ですか?
先ほど申し上げたとおり、自分の中では正直に申し上げる、そのように考えています。
