【詳報】「学歴詐称疑惑」の田久保市長会見③ 起訴されるようなことがあったら立候補はしない 静岡・伊東市 

●伊東市 田久保真紀市長(会見 7月7日)

ーー次に、弁護士にもお話を伺いたいんですけど、(2日の会見で)見せられたときには本物のように感じたので、公職選挙法違反にはならないと思いますとおっしゃいましたけれども、さまざまな弁護士さんに聞くと、公職選挙法違反になる可能性もあるという指摘もあったりするので、改めて今の状況で、あれは本物だった、偽物だったと除籍の田久保市長から預かったものをどのように評価しているんでしょうか?

●福島正洋弁護士(代理人)
まず、そもそも除籍になった理由がよくわからない。私が在籍証明書は見ているんですけれども、それは4年間通っていて、4年生の卒業する年の3月31日は除籍になっているわけですよね。なんでそういうことになったかが、ちょっとまだわからなくて、何かあったのは間違いないと思うんですけども、どんなシチュエーションでそうなったかということにもよるんじゃないかと思っていまして。で、卒業証書が一方であるわけなんですよね。

何でそういうことになったかというのが、除籍になった理由と関連しないとわからないと私は思っていまして、ただ、目の前にその卒業証書と在籍証明書、4年間の証明書があることという事実は、間違いないわけなんですよ。で、それを私が保管しているんですよ。

なので今の時点でじゃあこれどういうことなのかと聞かれても、わからないというのが正直なところです。なので捜査機関に委ねているということになります。ただ、私の目から見て、今のところあれが偽物とは思ってないです。

ーーもしそれが偽物であった場合、公職選挙法違反とか私文書偽造罪に問われる可能性もあります。そのときに新しくもう一回やめて選挙に出るということは可能だと思うのかということと、そういう状況で出たときに、市民はどういうふうに感じるのかを聞きたいんですけれども。

●福島正洋弁護士(代理人)
もう一回立候補するしないは田久保さんに任せますけれども、法的には、もしそこが先に検察官の調べによって、いろいろうそが明らかになったりしてしまって、かつ起訴され、裁判になりましたと、有罪になりましたとなってしまったら、それは出る資格ないと思う。

ーー 市長はどうですか、率直にお話を聞きたいんですけれども。

●伊東市 田久保真紀市長
正直に申し上げて私としても検察に調べていただくというのは勇気のいることではあったんですけれども、でも、本当に市民の皆さんに真理をお示しするには、もう私にはもうこの手段しか残っていないと思いまして決断をしました。

確かにその前に起訴されるようなことがありましたら、これはもう立候補して、皆さんの御審議を受ける資格はございませんので、そういうことが判明いたしましたら、立候補はしないと決めています。

ーー10日から2週間以内に証拠を検察庁に提出。それから速やかに辞任するということは、その2週間後ぐらいには辞任されるということでよろしいですか?

はい、事務手続きの進み具合ももちろんあるんですけれども、できるだけ速やかにそういった形になるように私の進退を示せるようにしていきたいと思っております。

会見する田久保市長
会見する田久保市長