百条委員会で田久保市長の「知人」は「大学は卒業していないときいた」と証言 静岡・伊東市議会

(田久保市長登場・伊豆の国市)
午後1時半すぎ、渦中の市長の姿は伊豆の国市にありました。
公務で、駿東伊豆消防組合の会議に出席。
一方、その時間に伊東市役所では…。
伊東市議会 百条委員会委員長
「市長の学歴に係る事由について調査をするため、証人に出頭を求めることといたしたいと思います。」
田久保市長の学歴詐称疑惑をめぐる百条委員会。
4回目のきょうは…。
田久保市長の学歴を知る人物
「2017年から2018年の間に2回ぐらい聞いております。」
証言に立ったのは、「田久保市長と過去に市民運動を共にした知人」。
過去に田久保市長本人から「大学を卒業していない」と聞かされていました。
田久保市長の学歴を知る人物
「(1回目は)懇親会のようなものをしていた時だったと思うのですが、その際にあちらこちらでそれぞれの話をしている中で、彼女がアルバイトに夢中になって、大学には行かなくなったというような発言をしたことがありました。(2回目は)バイク便とかイベントの会社でアルバイトをして働いていく中で、面白くて熱中していったんだよっていうことと、ただ、大学の友達とは仲が良かったので、卒業はしていないけれども(卒業式が)終わってからも、飲み会には朝まで参加したというような発言を聞きました」
また、過去2回、田久保市長が立候補した市議選を振り返り、次のように証言しました。
田久保市長の学歴を知る人物
「選挙活動の前に行う3つ折りの、それぞれ皆さん候補者がお名前を書いて、いろいろなところに置いて、自分の活動をお知らせしたりするような資料がございますよね。東洋大学“卒業”という2文字が増えていたような記憶が。広報誌に東洋大学卒業って書いてあったっていうことが、特段新しいことではなく、うそを重ねて。それが彼女の中のスタンダードになってしまったんだなというふうな思いでした。」

1時間ほどで終了した百条委員会。
議長らは…
伊東市議会 中島弘道議長
「(証人は)「私は卒業していないと聞いた」ということでした。リーフレットにしても、広報誌にしても自分は卒業したと認めている。本当にどういう神経の持ち主なのか疑わざるを得ない。本当に信用できない人だと感じたところです」
31日進退をめぐり会見を開くとしている田久保市長。
果たして市民が納得する説明はなされるのでしょうか。
