「辞職」か「辞職撤回か」…田久保市長まもなく会見 一連の騒動に市民「応援してたのに、幻滅」「民意を大事にして」 静岡・伊東市
“学歴詐称”疑惑がもたれている、伊東市の田久保真紀市長。31日は午前9時ごろ、自らの運転で市役所に登庁しました。田久保市長、当初は「今月中に辞職する」と話していましたが、月が替わる直前の31日午後8時から進退についての会見を開きます。
静岡・伊東市 田久保真紀市長:「のちほど会見で詳細はお知らせいたします。ただ津波注意報が出ていますので、会場の関係がどうなるかがありますので、またその辺改めて報道の皆さんにご連絡させていただきます」

夏休みはオレンジビーチなど、多くの観光客でにぎわう伊東市。そこに直撃した、30日の津波警報。伊東市では20センチの津波を観測しました。田久保市長も対策本部長として、対応に当たりました。
静岡・伊東市 田久保真紀市長(30日)
Q.市長きょう1日津波対応お疲れ様でした。
A.「お疲れ様でした。職員が機敏に動いていただきまして、今回は対策本部もすんなり立ち上がりました。引き続きまだ警戒が必要ですので、様子を見守りたいと、そのように思っております。ありがとうございます」

静岡・伊東市 田久保真紀市長(7日):「私は東洋大学を卒業しておりませんでした。除籍となっております。必要な手続きを終えましたら、速やかに辞任を致したい」
当初は2週間以内に検察に上申した上で辞職するとしていましたが、まだ手続きもしていないそうです。

百条委員会への出頭要請に対しては、「回答が事実上不可能な内容を含む、不適切な請求だ」などとして、出頭を拒否。ただ、百条委員会では、田久保市長の知人が市長本人から「卒業していない」と聞いたと証言しています。
田久保市長の知人:「嘘を重ねて、それが彼女の中のスタンダードになってしまったんだなという思いでした」
田久保市長が説明責任を果たしたとは、とても言えない状況が続いています。
午後1時半ごろ、険しい表情を浮かべながら市役所の特別応接室に入ってきた田久保市長。
田久保市長:「これは他の模範となり本市建設業界における技術力向上に大きく寄与するものであります」
市内の建設業者に対し、功績をたたえる表彰式を行いましたが、記念撮影が終わると、表彰者へ話すこともなくすぐさま退室。部屋にいた時間は15分ほどだけでした。

田久保市長の一連の対応に市民は
大場舞桜アナウンサー:「きょうの会見で全てを明らかにすると話している伊東市の田久保市長。市民はこれまでの一連の対応についてどう感じているのでしょうか」
80代男性
Q.率直に今の市長をどう思う?
A.「いやー、伊東の恥だよ」
70代女性:「はっきりしてほしい。グズグズしていないで、さっさと潔く。潔さがないので、ちょっとがっかり。少し期待する部分もあった、当選当初は。でもこうなってくると、皆さん不信感しか残っていないと思う。多分、市の職員も大変じゃないのかなと、余計なお世話でしょうけど」
30代男性:「私は田久保さんを市議会議員の時から応援していた。田久保ちゃんがもうちょっとしっかりしたと思って応援したが、卒業証書といって違うものを見せたりやっていたので、ちょっとね…。ちょっと幻滅しちゃった。もったいなかった、あの人はそんな人じゃないと思ったが、まさかね、まさかね…と思った。進退については自分で考えればわかると思う。ちょっと信用ガタ落ち。どうしたらいいんでしょうか」
40代女性:「伊東市はすごく観光の街なので、そんなもめている地域に行きたくないと思われるのがイヤ。これ以上延ばして、何かいいことがあるのかなと。結局市政が止まっちゃうのが、伊東市民にしたらやめてというところなので」
30代女性:「やはり選挙で選ばれたという民意を大事にしてほしい。市民からしたらそれ(学歴詐称疑惑)がはっきりしたからといって、市政に何か影響があるわけではないので、はやく市長としての仕事に戻ったほうが市民としてはうれしい」
