【リニア工事】有害物質含む発生土置き場…静岡県が認識変更 国が例外条件の同一事業性認める見解

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 リニア新幹線工事に伴い藤島を発生土置き場とする計画について国が、工事実施計画に基づき行われる工事との見解を示したことを受け、県は盛り土規制条例の適用を受けない例外にあたりうると判断しました。

 リニア工事に伴う発生土の処理を巡っては、JR東海が大井川上流部のツバクロ沢付近と藤島沢付近に盛り土をする計画を示しています。藤島には自然由来の有害物質を含む「要対策土」を置く計画ですが、静岡県は盛り土規制条例を理由に、認められないとする立場をとっています。条例では工事現場と同一事業区域内であれば、要対策土を盛り土できるという適用除外があり、国の見解が注目されていましたが、4日の会議で国交省が「工事実施計画に基づく工事と理解して差し支えない」との認識を示しました。

●平木省副知事:
「藤島を使うということについてゴーサインを出したという認識は県としてはありません。できるだけ藤島に置く土の量を減らして、かつ安全性についてもしっかりとした措置を講ずる、そういうことが非常に重要になってくると」