自民党両院議員総会 「石破おろし」の中での総理発言に静岡選出議員は
8日開催された自民党の両院議員総会。党内では“石破おろし”がささやかれる中、静岡県選出の議員たちは…。
久須美舞記者 自民党本部 午後1時半ごろ
「このあと午後2時半から自民党の議員総会が開かれます。県内議員も出席する中、石破総理の発言が注目されます」
午後2時半から始まった、自民党の議員総会。
議題は「参院選の総括と今後の党運営」ですが、最大の焦点は退陣論の行方です。
2週間前に開かれた議員懇談会と同じく、会場前方には石破総理をはじめ、執行部のメンバーが並びました。
党大会に次ぐ、意思決定機関である両院議員総会。
「総裁の身分に関する決定はできない」とされていますが、自民党の党則には、任期途中でも総裁選挙の実施を要求できるとの規定があります。
石破総理
「私どもとして引き続きこの日本国に責任を持ってまいりますために、いろんなご意見を承りたいと考えている次第でございます。参議院選挙におきまして、あのような結果になりました。戦っていただいた皆様方、ご支援いただいた皆様方、厚く御礼申し上げると共に、あのような結果を招きましたことに対して心からお詫び申し上げる次第でございます」
続投に理解を求めたい石破総理ですが、自民党の保守系議員らは、石破総理の即時辞任と総裁選の実施を求める要請書を提出するなど退陣論は収まる気配がありません。
およそ2時間で終了した8日の両院議員総会。
出席した議員によりますと、臨時の総裁選については実施の判断を選挙管理委員会に委ねる方針で意思決定されたということです。

若林洋一参院議員
終了後、県内選出の議員たちは…。
若林洋一参院議員
「かなり踏み込んだと思いますね。ステージをどうしても選挙管理委員の方に移動しなきゃいけない。ただ、それが移動したということは大きな一歩だったとは思います。」

細野豪志衆院議員
細野豪志衆院議員
「発言はしました。私は国難なので、まずは関税交渉をやりきるところまではしっかり党としてサポートした方がいいと」

深沢陽一衆院議員
深沢陽一衆院議員
「トップが責任をとる、何かしらの責任も取るという、そこは必要だと思っておりまして、フルスペックの総裁選、これをやるべきだという、この考えに私も賛同しております。」

勝俣孝明衆院議員
勝俣孝明衆院議員
「本当にやっぱり国民の皆さんの方をしっかりと向いていく。そのためにはどういう態勢をこれからしっかりと早く取っていかなければならないのかということに私は尽きると思いますね。」
