「イエスかノーで答えて」…同じ回答繰り返す 卒業していないと知ったのはいつ? 田久保市長が初めて出頭/【詳報】静岡・伊東市議会百条委①
〝卒業証書〟は何だったのか
杉本一彦委員:「あなたが発言を撤回して、もし嘘があったのなら、嘘は嘘。間違いがあったなら間違いは間違い、そういったものがあれば認めて謝罪いただいて、すべて正直に説明いただいて、伊東市の公人としてのトップの責任を果たしくれれば、この後、これから時間をかけてあなたの尋問をみんなで問い詰めるようなことしなくて済む気がするんですよね。
間違った市長の最終学歴が「広報いとう」に掲載される根拠の一つとなった卒業証書は一体何だったのか。何を目的にどこで手に入れたのか。やはり今でもそれは本物と信じているのか、そういったところのこの卒業証書に対する本当の話をしてほしい」
田久保真紀市長:「何だったのかというご質問かと思うんですが、卒業証書とされているものであったというふうに思っております。以上でございます」

「広報いとう」に間違った学歴が掲載された責任は
杉本一彦議員:「広報7月号に、あなたの虚偽である、これが掲載されたわけですよね。そして、それが市民に広く。このことについてその責任は市長、あなたにあるという自覚はありますか?」
田久保真紀市長:「自覚というご質問でございましたが、私の感想であるとか考え方といったような事実関係でしっかりと証明できないことに関する回答は、今回は差し控えさせていただきたい、そのように思っております。以上でございます」
杉本一彦議員:「間違ったことが書かれていた。それについての責任は市長にありますよねということを聞いています」
田久保真紀市長:「その質問に関しましてはですね、編纂した権限が誰にあったのかというご質問かと思いますけれども、まさにそれは百条委員会の方でお調べをいただきまして、結論を出す事項だと思いますので、私の方からそのようなお答えは差し控えさせていただきたい、そのように考えます。以上でございます」
「イエスかノーで答えて」…同じ答弁繰り返す
杉本一彦議員:「よくわかりませんけれどもね。もうちょっと自覚を持たれた方がいいと思います。それでは東洋大学を卒業していたか否かのあなたの認識と、百条委員会に提出いただけない卒業証書についてです。6月28日、自身が大学に出向き、卒業証明書発行の手続きに行った。がそのとき除籍になっていたことを大学側から告げられ、あなたは初めて自分が大学を卒業していなかったことを知ったということですね。すなわち、あなたはそれまでは、自身の最終学歴は東洋大学法学部卒業であると認識していた、間違いありませんか?」
田久保真紀市長:「はい、私が除籍である事実を知りました。つまりは卒業できていないという事実を知りましたのは6月28日。大学の方に訪れたときになります。以上でございます」
杉本一彦議員:「ちょっとわからないのは、私が聞いているのは卒業であるとあなたは思っていたかどうかを聞いているんです。卒業していたと。大学で除籍と聞くまでは東洋大学法学部を卒業していたと、認識していたかいないか、イエスかノーでお答えください」
田久保真紀市長:「繰り返しの答弁で大変恐縮ではございますが、私が除籍である、つまり卒業していないという事実を知ったのは6月の28日になります。以上でございます」
杉本一彦議員:「これについても答弁変わらないと思いますから。そこは置いておきますが、6月28日、私はということは、卒業していたと思っていた、ということを前提に話をして。6月28日前まであなた自分の卒業の根拠として持ち歩いていた、その卒業証書なるもの、現在顧問弁護士に金庫で預けられているという話でしたが、その卒業証書、それと卒業アルバム、それも6月28日までは本物である、信じていたということでよろしいですか」
田久保真紀市長:「何度も同じ繰り返しの答弁で恐縮ですが、事実関係といたしまして、私は卒業していない、そして除籍であるという事実を知りましたのは、6月28日、大学に出向いたときになります。以上でございます」