自民総裁選は10月4日…国民・榛葉幹事長「影の主役は野党」 静岡県民の声は
石破総理の突然の辞任会見から2日。はやくも日程が決まりました。自民党は9日、10月4日投開票で党員投票も含む“フルスペック型”の総裁選を行うことを決めました。

“フルスペック型”の投票方式で行われる次の総裁選。立候補するには、まず国会議員の推薦人20人を集める必要があり、投開票へ。国会議員の295票、党員・党友の295票、合わせて590票を争います。1回目の投票でその過半数を超える候補者がいた場合はそのまま当選となりますが、誰も満たなかった場合は1位と2位で決選投票になります。

最新のANNの世論調査では、前回の総裁選に立候補した9人のうち、次期総裁にふさわしいのは誰かという質問では小泉氏と高市氏が2割以上を占めました。

国民・榛葉幹事長「野党の連携も大きな注目の的になる」
衆参ともに、与党が過半数を下回る状況の中、国民民主党の榛葉幹事長は9日、自民党総裁選についてこう指摘しました。
国民民主党 榛葉賀津也幹事長(9日 静岡・葵区):「我々は今度の総裁選挙は、自民党だけの総裁選挙ではないと思っています。誰が総理総裁になっても。衆参過半数ないわけですから、まさに影の主役は野党になります。我々は、対決より解決で、引き続き政策実現のためにしっかりやっていかなければならない。組織論というか手続き論で言うと、今度の総裁が総理になるとは限りません。過半数ないわけですから、野党の連携も大きな注目の的になると思います」

いっぽう、立憲民主党の野田代表は7日、「政策を実現するために一致点を探すということは、新総裁がどなたでもやらなければならない。けど、それ以上の連携というのは、何を言っているのかわかりません」と述べ、自民党新総裁のもとで、“大連立”を組むことには慎重な姿勢です。

自民党と連立を組む公明党の斉藤鉄夫代表は7日、「連立政権を組むのであれば、保守中道路線、私たちの理念にあった方でなければ、当然組むわけにはいきません」と発言しています。

街の人たちは…
名前が浮上する“ポスト石破”。静岡の街からは様々な声が聞こえてきました。
静岡市 20代男性(小泉氏):「僕は小泉さん。SNSの使い方も上手だし、若者の支持をうまく取り込めそう」
静岡市 20代女性(小泉氏):「印象があるのが小泉さん。いま石破さんで傾いてしまった部分などみると、発言力や自分を変えないところの印象がある人でないと難しいと思う」
静岡市 40代男性(茂木氏):「バランスという意味で茂木さん。小泉さんはまだ経験が足りないかな。純一郎さんの息子さんなので人気はあるが、経験が不足している」
静岡市 70代女性(林氏):「私は林さんです。他の方たちは若いかな、期待はしているけど」
三島市 70代女性(林氏):「林さんがいいと思う。しっかりした医療の基盤をつくってもらいたい」
静岡市 70代女性(小泉氏):「小泉進次郎さんです。いままでの農業のやり方じゃなくで、新しく輸出の事とか、外米を輸入することとか、いまある農業政策について、新しいやり方でこの方の考えを実践してくれそうな気がする」
静岡市 60代男性(高市氏):「僕としては高市氏になってくれたらおもしろいと思う。いろいろな意味でいままでの自民党のカラーは変えてくれるんじゃないかと期待はしている」
はたして、ポスト石破はどうなるのでしょうか。
